記憶の断捨離
先日、昔好きだった方と会いました。
1年振りの再会でした。
自分の心がどうなるのか確認してみたかったのですが、びっくりする程無反応でした。
まったく心が動かず、さざ波すら立ちませんでした・・・
「こんなもんなんだなぁ」と思いました。
会っても会わなくても良かったのか、今のところよく判りません。
ただ、意味の無いことだったのか無駄だったのか、訳判らないままではいます。
上手く表現が出来ていないかもしれませんが、感情も過去になるんですねぇ
昔の僕なら心が動いたと思うのですが・・・ あの感情は一時のものだったのかと思うと残念?安心した?ホッとした?無感情? なんかよく判りませんがそんな感じでした。
最近フラッシュバックによる過去の記憶で起きる怒りが激減しています。
仕事を始めてバンドを始めて通院して運動して。
そんな慌ただしい毎日がフラッシュバックなんかに立ち止まっていることを許さないのかもしれません。それは私が本能的にそうした方が良いと組み立てた毎日なのかなぁとも思ってます。
「記憶の断捨離」
これは僕にとって必要不可欠なものだと思います。
この40数年で多くの事がありましたが、楽しかったことや嬉しかったことはあまり覚えていません。その偏った記憶は僕の特異なものかと思ったのですが、きっと違うと思います。そんなことありません。みんな同じです。
僕と同じ目に合ってきたら楽しかった記憶なんて覚えていられない筈です。
それくらい、僕の過去は辛辣で厳しいものでした。
そして今思うのは、そんなもの要らないということ。
過去丸ごと全部捨ててしまえば良いと思う様になりました。
楽しかったこと、嬉しかったこと、そんな都合の良いものだけ覚えていることは出来ません。少なくとも私には。
また、これはとても重要な意味をもつのですが、過去の連中や過去の出来事を忘れるという行為は、私が出来る最高の復讐であり報復でもあると思うんです。
なので、過去はもう全部要りません。
私に必要なのは「今」と「これから」
それだけです。
なので、ここでしっかり過去にお別れしたいと思います。
さようなら
poco